良く聞かれるのが、「運を良くするにはどうしたら良いですか?」というご質問だ。

残念なことに、この質問をしている限り、運気の良い人生を歩むことはできない。
運気は、すでにそこにある事象を、どの様に捉えるのか?という自分自身のメンタルの中に存在しているからだ。
例えば、ある日、ガラガラの国道を、音楽をかけながら気持ち良くドライブしていたとしよう。
すると、後ろに赤いサイレンが…
速度違反で、警察に捕まってしまったのだ。
聞けば、29キロオーバー。
反則金も、結構な金額を納めなければいけないらしい。

この時に、
「あ〜あ、ツイてないやぁ。折角のドライブが、これじゃあ台無しだよ。こんなガラガラの国道、他の車だってみんな速度違反で違反しているし、まして、こんな広くて見通しの良い国道が、制限速度40キロっていうのが、そもそも間違ってるんだよなぁ…
全く、僕はツイてないよ…。」
って思う人が多いかもしれません。
でも、彼が典型的にツイてない人だというのは、文章として読んでみると分かりませんか?

もし、彼がツイている人だとすると、
「あっ!今日はツイてるよ!29キロオーバーっていうことは、お巡りさんがまけてくれたんだよね。
多分、僕は80キロ位スピード出してたし、もし、そのままのスピードで取り締まられたら、一発で免停だったよ。
でも、お巡りさんも、可哀想だと思ってくれたんだね!ラッキー(^^
それに、良く考えてみれば、最近、良い車を買ったばかりで、スピード感が鈍っていたのかもしれない。このままスピードを出し続けていたとしたら、事故を起こしたかもしれないし、それに気づけただけでも、今日はラッキーだね!!」
なんて考えるかもしれません。

あなたが、その車の助手席に乗っていたとして、どちらの話を聞いた方が心地よいでしょうか?

もちろん、前の彼にだって同情したいところではありますよね。
でも、その日、その車の中の雰囲気が悪くなることは間違いありません。

一方、後者の彼の車の中は、「そうだね、ツイてるね!じゃあ、今日はツイてるから、美味しいランチでも食べに行こうよ!僕がおごるよ〜!」
な〜んて会話がされるかもしれません。

巷で良く言われる「引き寄せの法則」
という奴ですね。

「運はどうすれば良くなるのか?」
ではなく、
「運は自分が良くするもの」
なんです。